女性に多い「下肢動脈瘤」ついて紹介している健康ニュース2000年11月号です。
ファミリー薬局
現在位置:ホーム > 健康ニュース > 2000年11月の健康ニュース

女性に多い「下肢静脈瘤」

2000年11月の健康ニュース

気分も、足も重〜い下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)
静脈には血液の逆流を防ぐ弁がついていますが、この弁が壊れて起こるのが静脈瘤です。中年以降の女性に多く、周囲に筋肉の少ない足の表面の近くの血管で起こり、血液が足の下のほうへと逆流するため、血管がふくれて瘤(こぶ)ができたようになります(図)。
人により、静脈瘤の程度はさまざまですが、調査では、30歳以上になると、62%の人に何らかの静脈瘤がみられ、非常に頻度の高い病気といえます。
静脈瘤の原因には、女性ホルモンの血管を広げる作用が影響しています。とくに、妊娠時は女性ホルモンが増加し、また、大きくなった子宮が静脈を圧迫するなどの理由により、約4割の人は妊娠がきっかけで、静脈瘤が出現しています。
静脈瘤を起こすと、たくさんの血液が足にたまりますので、足がだるい、むくむ、重い、といった症状が現れます。また、こむら返りが起こることもよくあります。
長期にわたると、足首やふくらはぎのあたりに色素沈着や湿疹ができ、潰瘍が発生することがあります。
また、静脈瘤の部分に炎症が起こり、赤く腫れて痛むこともあります。非常にまれですが、静脈瘤でできた血管の固まり(血栓)が、肺に飛んで肺塞栓症を起こすこともあります。


糸のように細い静脈瘤


足の静脈と静脈瘤の発生

日ごろの予防・対策は?
静脈瘤があっても、症状がなく、美容的にも気にならなければ、治療の必要はありません。しかし、色素沈着などの合併症を予防するためには、日ごろから、よく歩いて静脈の血液を停滞させない、足を清潔に保つなどの注意が必要です。
長時間の立ち仕事のときは、1時間ごとに5〜10分くらい、足を高くして休憩をとるとよいでしょう。また、弾力ストッキングも、症状の軽減や、静脈瘤の進行予防に非常に有効です。
ただし、素人判断で圧迫の強すぎるものを使用するのは避けてください。

選べる治療法
静脈瘤の治療法には、主としてストリッピング手術と硬化療法とがあります。
ストリッピング手術は、特殊な器具で逆流を起こしている静脈瘤を引き抜き、さらに静脈瘤を切除する方法です。どんな大きな静脈瘤でも治療できます。全身麻酔か下半身麻酔での手術になり、多くの施設で、1〜2週間程度の入院でおこなわれています。
硬化療法は通院でおこなわれ、静脈瘤に直接薬を注射します。薬は接着剤のような役割をし、注射後に弾力性包帯などでその部分を圧迫することで、静脈瘤をペシャンコにします。
しかし、大きな静脈瘤では、再発が多いという欠点があります。そこで現在では結さつ術という、逆流を起こしている静脈をしばる方法と組み合わせておこなうこともあります。
結さつ術も局所麻酔ですみ、多くは通院でおこなわれています。
足の表面近くにある静脈をしばっても、血液は中心にある深部静脈などを流れますので、大丈夫です。
現在は、静脈瘤の状態と患者さんの希望を入れて、治療法が決められる時代なのです。
    

太い静脈瘤(右)と、結さつ術、硬化療法での治療後(左)

 当店では下肢静脈瘤の方には田七人参(金不換)をおすすめしています。
ウェブサイト運営者・著作権者:ファミリー薬局
〒579-8058 大阪府東大阪市神田町15番6号
TEL 0729-85-3364 / FAX 0729-85-3364