かぜ・インフルエンザついて紹介している健康ニュース2000年12月号です。
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かぜ・インフルエンザ

2000年12月の健康ニュース

体力低下のスキを狙う、かぜ・インフルエンザ
かぜは鼻からのどにかけての、上気道と呼ばれる部分にウイルスや細菌が感染して、急激に発生する炎症の総称です。その9割は、200種類にものぼるといわれるウイルスが原因です。
学校や会社、電車の中など、人の集まるところで感染しますが、予防のため注意したいのが体力の低下。疲労やストレスの蓄積、睡眠不足、不規則で栄養バランスの悪い食事などは、できるだけ避けましょう。
また、寒さや乾燥といった気候条件、タバコなどものどの粘膜の抵抗力を低下させ、かぜをひく誘因となります。

怖いインフルエンザ
インフルエンザは急激に発生して高熱が出るなど、一般のかぜより強い発熱や関節痛などの、全身症状が出るのが特徴(下図参照)。平成11年の人口動態統計によると、昨シーズンはインフルエンザによる死亡者が1,381人。また、インフルエンザが誘因と思われる肺炎で約1万4千人が亡くなっています。
とくに、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児は、重症化する心配がありますので、予防接種を受けておくとよいでしょう。
かぜとインフルエンザの違い
項目 インフルエンザ かぜ
発症 急激に発症 ゆるやかに発症
主な症状 全身症状(熱、だるさ、頭痛など)が中心 鼻水、鼻づまり、のどの痛みなどが中心
発熱 高い(39℃〜40℃) ないか、37℃台
全身の痛み(関節痛・筋肉痛など) 強い ない
鼻やのどの炎症 全身症状のあとから起きる 先行して症状が出る
病原 インフルエンザウイルス ライノウイルスなど

ひいたら―
早めの治療、養生を
かぜのウイルスは、気温と湿度が低いと増殖しやすくなります。かぜをひいたら、室温は18度、湿度を70%前後に保ち、まずは安静にして、睡眠を充分にとって体力の消耗を防ぐことが大切です。
食事はおかゆやスープなどの温かくて消化がよく、水分の多いものを摂りましょう。汗をかくと水分、ミネラル成分が失われますので水分補給は大切です。

日本では毎年11月下旬から3月にインフルエンザが襲来し、国民の5〜10%近くが罹患します。最近では、65歳以上の高齢者の肺炎と、4〜5歳以下の乳幼児の脳炎・脳症が重症化し、死亡する例が多く報告されています。
昨シーズンは、前半はA型香港、Aソ連型が、後半は、例年のごとくB型が見られ、いずれの地域でも中程度の流行でした。初期症状は、発熱、から咳、全身のだるさ、のどの痛み、頭痛、筋肉・関節痛などで、急激に発症して、重症感があり、家族を巻き込んでくるところが、「一般かぜ」とは違います。
予防接種は、過去に受けた高齢者は1回、その他は2回接種で、個人個人が積極的に接種を受けてください。今年は、ワクチンも充分用意されています。

かぜ薬〜選択の基準は?
かぜ薬には、かぜの症状全般をカバーする総合感冒剤と、咳やたん、鼻炎や鼻水など、特定の目的用のものがあります。一般には、発熱やせきなどの症状が重なったら、総合感冒剤を選びます。消耗した体力や、抵抗力を高めるような成分が配合されていれば、よりよいと言えるでしょう。
薬の形状には、顆粒・錠剤・カプセル・シロップなど、さまざまなものがありますので、薬局でよく相談して選ぶと良いでしょう。
ただし、持病やアレルギーがある人は、必ず医師か薬剤師にご相談ください。また、服用時は、必ず水かぬるま湯でのむようにしましょう。子どもには、小児用の薬を、用法・用量をきちんと守って与えてください。
注目される甘草の多彩な効果
4000年以上もの昔から使われ、漢方薬の7割に配合されているのが、国老(王の補佐役)ともいわれる、生薬の甘草です。
からだの抵抗力や免疫反応を調整して、抗ウイルス作用や、抗ストレス、胃粘膜保護作用を示すほか、のどの痛み、せき止めなどに効果があることが知られています。
また、近年では、薬の副作用を防ぐ働きについても注目を集めています。
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