お腹の健康大切について紹介している健康ニュース2000年7月号です。
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お腹の健康大切に

2000年8月の健康ニュース

便秘、下痢、腹部膨満感・・・

健康の基本は、快食、快眠、快便。食べて排泄する、このシンプルな作業が毎日スムーズにおこなわれないと、たちまちからだの調子が悪くなります。
「最近、便秘気味なの」「脂っこいものを食べると下痢をしやすい」などはよく聞く話です。実は、この便秘や下痢には、腸内の微生物も深く関わっているのです。
健康な人の腸内には、大腸菌族を主として、
100種類を越える腸内細菌がすみついていて、その数は100兆個ともいわれています。
人間のからだを構成している細胞の数は60兆個といわれていますので、いかに多くの細菌がいるのかがわかります。
とくに小腸の終わりから大腸にかけては、腸内細菌がびっしりと敷き詰められている状態といわれ、お花畑(フローラ)にも例えられます。

健康な人の腸内は善玉菌が優勢

この腸内フローラにすんでいる腸内細菌は、一生私たちと生活をともにする細菌集団ですが、健康に役立っている善玉菌と、その逆に、マイナスの働きをすることが多い、悪玉菌があります。
善玉菌の代表格はビフィズス菌で、食中毒や下痢などを引き起こす病原菌が、腸に侵入するのを阻止したり、不敗菌の増殖を抑えて腸内環境をきれいにする、乳酸、酢酸などをつくって便秘を防ぐ、ビタミンB群をつくる、などの働きがあります。
悪玉菌のほうは、ウエルシュ菌を筆頭に、クロストリジウムなどの種類があり、働きは善玉菌と正反対で、腸内のたんぱく質やアミノ酸を腐敗させて有害物質をつくり、血圧を上げたり、老化を促進させる原因となります。
また、
大腸菌は悪さもしますが、ビタミンの合成や感染防御にも一役買っているので、日和見的な存在でもあります。
健康な人の腸内は、善玉菌の勢力が優勢であり、健康が損なわれると、悪玉菌が増加します。有害物質をつくる細菌が増加すると、病気に対する抵抗力が衰えます。
つまり、私達が健康で長生きするためには、善玉菌が優勢な腸内細菌のバランスが大切なのです。


乳酸菌
年齢とともに移り変わる腸内細菌

オナラと便は腸内環境のバロメーター

健康状態が正常でも、食物が腸内細菌によって分解されて発酵し、発生したガスがオナラとして、あるいは便に混ざるなどして放出されます。
腸内環境が崩れて、
悪玉菌による異常発酵が進むと、インドール、アンモニア、スカトールなどが生成され、匂いのきつい、臭いオナラの元となります。
便は、腸内環境が良好なときは、バナナ状の黄色で軽くて水に浮きやすい便になります。
これは、腸内細菌が増殖している最中に、適度にガスが発生し、便の中に気泡ができているために、大きさが増えて
浮きやすくなるのです。
また、善玉菌が多いと乳酸がたくさん生産され、腸内のpH(アルカリ度)が低下し、便に含まれるビリルビンという胆汁色素が発色して、
黄色い便になります。
逆に、真っ黒く水に沈むような便は、腸内での悪玉菌の影響で、正常な発酵がおこなわれていないものです
また、腸内で出血して色が濃くなっている可能性もあります。このように、便の形や色、臭いなどで健康状態が推測できます。
なお、善玉菌の補充のため乳酸飲料やヨーグルトなどを飲んでも、多くは腸に届く前に、胃酸によって死滅してしまいます。
胃酸の影響を受けずに、乳酸菌などの有用菌を腸内で増やす働きのある整腸剤などで、腸内環境を改善しましょう。


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