コンタクトレンズの異常体験を紹介している健康ニュース2001年10月号です。
ファミリー薬局
現在位置:ホーム > 健康ニュース > 2001年10月の健康ニュース

コンタクトレンズの異常体験

2001年10月の健康ニュース

コンタクトレンズで6割が"異常"体験! あなたは大丈夫ですか?
日本眼科医会が、昨年、コンタクトレンズを使用している全国の中学生1544人、高校生11027人を対象に、「学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査」を実施しました。
それによると、男女比は3対7で、女子の方が多く、使用しているレンズは圧倒的にソフト系が多い、定期的な眼科検査を受けていない生徒が、中学生では60%以上、高校生は70%以上もいること、などが判明しました。
とくに注目すべき点は、目の異常と対処です。
何らかの異常を経験した生徒は、中学生で57.7%、高校生で67.8%もいました。異常としては、「乾燥感」がトップで、以下「痛み」「充血」などが続いています。
対処としては、「はずして様子をみる」(中学生40.3%、高校生38.0%)や「市販の点眼薬を使う」(中学生37.5%、高校生39.0%)が多くありましたが、何と「そのまま使い続けている」が、中学生で30.4%、高校生でも26.9%もあったのです。

最低限これだけは・・・
便利なコンタクトレンズも、使い方を一歩間違えると、目の障害を招き、後遺症となるケースもあるのです。
実際に調査に携わった吉田眼科(松山市)の吉田博先生は、「充血や痛みなどのシグナルが出たら、すぐにコンタクトレンズの使用をやめて、眼科医を受診することが大切」とおっしゃっています。
そのほか、次のようなことに留意してください。
コンタクトレンズを、唾液でなめて目に入れる人をよくみかけます。これは大変危険です。というのも、口腔内にはたくさんの細菌が繁殖していて、感染することがあるからです。
また、コンタクトレンズを扱う場合には、手や器具をよく洗いましょう。汚い手で扱っては、レンズをいくら消毒しても、何もなりません。
コンタクトレンズには、何日間か続けて装用できるものがありますが、基本的には毎日とりはずしする終日装用にして、面倒でも寝る前には、はずすようにすることが、安全上大切といえましょう。
そして、日頃から鏡でよく目をチェックすることが必要です。とくに、ソフトコンタクトレンズをしている場合は、問題が起きても痛みをともなうことが少ないからです。
コンタクトレンズの種類と比較
種類 長所 短所
ハードレンズ
従来型
酸素透過性
  • 加工しやすい
  • 汚れにくい
  • 耐久性がよい
  • 手入れが簡単
  • 異物感が生じやすい
  • ごみが入りやすい
ソフトレンズ
含水型
非含水型
  • ごみが入りにくい
  • 異物感が少ない
  • 連続装用ができる
  • 手入れが複雑
  • 寿命が短い
  • 細菌が繁殖しやすい
  • 異常の発見が遅れがち
使い捨てレンズ
  • 手入れが不要
  • 清潔が保てる
  • 装用感がよい
  • 目の障害に注意が必要
  • 割高

日頃のケアを大切に!
涙の中には、脂分やたんぱく質などがあるために、細菌にとっては都合の良い環境なのです。とくに、水を含んだソフトコンタクトレンズは、レンズの中に水分が保持されているために、それだけ細菌が繁殖しやすいのです。
コンタクトレンズが、定期的に消毒を必要とするのは、そのためです。
消毒とともに大切なのがコンタクトレンズの洗浄。コンタクトレンズに付着したたんぱく質が、角膜を傷つけたり、細菌などを封じ込めたりすることがあります。また、カルシウムも沈着しやすいので、できれば毎日、洗浄剤で洗うようにしましょう。
このように、コンタクトレンズは清潔に保ち、ハードコンタクトレンズであれば、3年程度、ソフトコンタクトレンズの場合は、長くとも1年から2年で、新しいものに替えるくらいの心がけが大切です。
また、目が疲れたと感じたときは、コンタクトレンズ用の目薬が有効です。防腐剤が入っていない、使い切り用のものは、コンタクトレンズをしたままで、つけることができます。
最後は定期点検。吉田先生は、「3ヶ月に1回くらいの割合で、眼科医で、コンタクトレンズと目の状態を調べてもらいましょう」とアドバイスされます。
多くの人は、慣れから点検を怠りがちですが、点検こそ大事なのです。
 
ウェブサイト運営者・著作権者:ファミリー薬局
〒579-8058 大阪府東大阪市神田町15番6号
TEL 0729-85-3364 / FAX 0729-85-3364