過敏性腸症候群ついて紹介している健康ニュース2001年4月号です。
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過敏性腸症候群

2001年4月の健康ニュース

感情の起伏も影響!?
少しのキッカケで、腹痛や腹部の不快感を伴った便秘や下痢を起こしやすく、「腸が弱い」という悩みを持っている人は多いようです。
腸や他の消化器の疾患、また、アレルギーなど特別な病気がなく、主に精神的ストレスから便秘や下痢、腹痛を繰り返すケースを、過敏性腸症候群といいます。
この症状は、どちらかといえば男性よりも女性に、それも20〜30代の若い年代に多いのが特徴です。
症状が重くなると、下痢や腹痛の心配から、「外出先では何も食べられない、各駅停車にしか乗れない、学校に行けない」など、日常生活に支障が出ることもあります。

主な原因はストレス
この症状は多くの場合、不安や緊張などのストレスから、自律神経のバランスが乱れて起こります。
腸の働きをコントロールしているのは、自律神経のうちの副交感神経ですが、この中枢は脳の感情を司る部分に近く、感情の動きやストレスの影響を受けやすいのです。
このため、腸は「心の鏡」ともいわれるくらいです。
ストレスにより、大腸全体がけいれんを起こすと、内容物は急速に通過するため水分が吸収できず、下痢を起こしてしまいます。
また、大腸の一部で強いけいれんが起こると、そこで便が停滞してしまい便秘となるのです。
一般に男性は下痢型、女性は便秘型が多いといわれます。
また、腹痛をはじめ、腹部膨満感、吐き気、腸にガスがたまるなど、腹部の不快な症状が重なることが多く、さらに、頭痛や動悸、発汗異常などの、自律神経失調症を合併することもあります。

重要なストレス対策
過敏性腸症候群は、腸の働きが過敏という身体的な素因に、神経質、周囲の目を気にするなどの、性格からくる精神的な要因が加わっておこります。
一度、電車などトイレに行きにくいところで、急に腹痛や下痢を起こしたりすると、予期不安といって、電車に乗っているときに、また同じ症状が起こるのではないかと不安に感じてしまいます。
それがストレスの悪循環になってしまうのです。
ストレス対策としては、疲労をためないよう充分な休養をとって、心身の抵抗力を高めたり、趣味やスポーツなどで、ストレスの発散に努めましょう。

治療と予防は?
ストレス対策以外では、軽症の場合は、腸の働きを整える乳酸菌などを主体とした整腸剤を用いるのも効果的です。
下痢や便秘がひどいときは、下痢止めや便秘の薬を服用したり、副交感神経の働きを抑える薬なども使われます。
また、食事や睡眠、排便など、規則正しい生活を習慣づけ、自律神経の切り替えがうまくできるようにすることも大切です。
食品では、下痢が続いているときは、腸管を刺激する作用のある食物繊維の多い食品、アルコールやカフェイン、脂肪、食塩、などは避けたほうがよいでしょう。
便秘のときは、逆に食物繊維の豊富な野菜や海草類、キノコ類を食べるようにすると効果的です。
過敏性腸症候群の要因
できるだけ避けましょう
●食生活
◇冷たい料理、熱すぎる料理
◇食物繊維を多く含むもの(下痢の場合)
◇ビールなどのアルコール類
◇不規則な食事
● 日常生活
◇不規則な排便習慣
◇過労
◇からだを冷やすこと
●心理的要因
◇家庭内のトラブル
◇学校・職場での不適応
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