睡眠障害の対処・治療法は?を紹介している健康ニュース2002年11月号です。
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睡眠障害の対処・治療法は?

2002年11月の健康ニュース

眠れない、眠りが浅い・・・
厚生労働省では、日本のこれまでの健康づくりの実績や成果を踏まえて、国民に対する提言として「健康21」をまとめました。。
この中で睡眠の問題は、心身の健康を保つ上で重要なものとして取り上げられています。
睡眠不足は疲労感をもたらし、情緒を不安定にし、適切な判断力を鈍らせるなど、生活の質に大きく影響します。心の病気の一症状として表れるのが多いことにも注意が必要です。
近年では、睡眠障害は高血圧や糖尿病の悪化要因として注目されているとともに、睡眠不足による事故が多いなど、社会的問題とも認識されてきています。
これらのことから、睡眠の問題を解決することは、「健康21」のめざす、「自らの健康観に基づく、一人ひとりの取り組みを、社会のさまざまな健康関連グループが支援し、健康を実現する」という目標の達成に、大きく貢献するものと思われます。
わが国では、成人の23.1%が睡眠不足を感じ、6.3%が眠りを助けるために、睡眠薬やアルコールを常用していることが明らかになっています。不眠を訴える人は、成人の21.4%、およそ5人に一人いることもわかりました。


年齢別睡眠障害の頻度(全国20歳以上3030名)

ケース別の対処法が発表に
睡眠の問題の解決法として、今年、厚生労働省の睡眠障害研究班が発表した、睡眠障害に対処する12の指針が参考になります。
1. 睡眠時間は人それぞれ。日中の眠気で困らなければ十分
睡眠時間の長さは体質的なものです。自分に合った睡眠時間がどの程度か、自分で知っておくことが大切です。
睡眠時間は季節でも変化し、秋から冬にかけて多少長くなるのが普通です。日本の成人で睡眠不足でない人たちの平均睡眠時間は、およそ7時間弱です。
2. 刺激物を避け、寝る前には自分なりのリラックス法を
就寝前4時間は、カフェインの摂取に注意しましょう。カフェインの作用は数時間持続するからです。軽い読書、音楽、ぬるめの入浴なども、リラックスに役立ちます。
3. 眠たくなってから床に就く。就寝時刻にこだわりすぎない
眠ろうとする気持ちが頭を冴えさせ、寝つきを悪くすることがあります。
就寝前はリラックスして過ごし、眠たくなってから床に就くようにしましょう。床の中で眠ろうとあせると、かえって眠りにくくなります。
4. 同じ時刻に毎日起床
早寝をすれば早起きできるのではなく、早起きが早寝に通じるのです。まず早起きから始めましょう。
5. 光の利用でよい睡眠
目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチオンにします。
週末に昼間まで床にすごしていると寝つきが悪くなるのは、こうした朝の光をキャッチできないためです。
6. 規則正しい3度の食事・規則的な運動習慣
朝食は心とからだの目覚ましに重要です。運動習慣は熟睡を促進します。
7. 昼寝をするなら、15時前の20〜30分
夕方以降の昼寝は、夜の睡眠に悪影響があります。また、長い昼寝は、かえってぼんやりのもとです。
8. 眠りが浅い時はむしろ遅寝・早起きに
寝床で長くすごしすぎると、夜中に目が覚めやすくなり、熟睡感が減ります。
9. 睡眠中の激しいいびき・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
背景に睡眠時無呼吸症候群や、むずむず脚症候群などの睡眠の病気が隠れている場合があります。専門治療が必要です。
10. 十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に
長時間眠っても日中の眠気で仕事・学業に支障がある場合は、専門医に相談する必要があります。
11. 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
睡眠薬代わりの寝酒は、深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となるので、すすめられません。
12. 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
かかりつけのお医者さんとよく相談して、出してもらいましょう。一定時刻に服用し、就寝すること、アルコールとの併用をしないことが重要です。副作用についてもよく説明してもらうと安心です。
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