動脈硬化と心臓病を紹介している健康ニュース2002年9月号です。
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動脈硬化と心臓病

2002年9月の健康ニュース

血液ドロドロって?
最近よく耳にするのが、「血液ドロドロ」というフレーズ。主として、血液中のコレステロール、脂質代謝がうまくいっていない様子を示していると思いますが、これはそもそもどういうことなのでしょうか。
血液中には、主に、体細胞を構成する成分のコレステロールと、エネルギー源となる中性脂肪(トリグリセライド)があり、これを総称して「脂質」と言います。
これらが血液中に過度に存在する「高脂血症」となると、その余分なものが血管に取り込まれ、動脈硬化を進行させます。この高脂血症自体には自覚症状がないものですから、健康診断などでしか発見されないことが多いのです。

怖い高脂血症からの連鎖
高脂血症の原因として、まず「食べすぎ」「運動不足」があげれらますが、それ以外にも「遺伝的要因」「薬剤による誘発」などもあり、原因についてはやはり医師との面談・相談が必要です。
また、高脂血症に喫煙・ストレス・肥満・糖尿病などが加わると、血管に動脈硬化という変化が生じてくるのです。
これらが引き起こす病気には、脳卒中・狭心症・心筋梗塞などがあります。日本人の死亡原因の統計によると、この脳卒中と心筋梗塞の死亡率を合わせると、がんによる死亡率を超えますし、近年では増加の一途をたどっています。
動脈硬化の予防として、社会生活の中で、運動を含めて適度にリラックスすることや、禁煙などが肝要となりますが、これは、現代の日本人にとっては難しい課題なのかもしれません。

医学の進歩とあなたの努力で!
急性の心臓病などに対しても、医学の進歩により、緊急でのカテーテル治療などで、ほとんどの例を救命できるようになってきました。しかし救命されても、一度心臓病を発症して痛んだ心臓では、持って生まれた寿命は全うできないことが多いのです。
さらに糖尿病を併発させると、糖尿病自体が動脈硬化を進行させますし、急性期の救命率は低下します。また、慢性化すると、結局寿命を縮めてしまいます。
ですから、やはりこのような急性の病態にならずにすめば、それに越したことはないのです。その為、進みつつある病態を「早めに発見する」ということが重要になります。
そこで、検診や人間ドックということになるのですが、いわゆる「検診」レベルでは、なかなか動脈硬化への進展を発見することは難しく、正確性を求めると「人間ドック」ということになるでしょう。
血管狭窄部位の治療前と後のレントゲン像
[治療前] [治療後]
右冠動脈中位部の狭窄病変 風船・ステント治療後に狭窄が解除され、良好な血流が回復しています。
高性能MRI、CT、血液、超音波などの検査で発見された心筋梗塞になる前の狭心症は、ほとんど100%に近い確率で治療(風船治療)ができますし、「治す」ことができます。
そして、何より心臓そのものにダメージを与えないため、寿命を縮めることなく治療ができるのです。
しかし、1番大切なことは、病気になりにくくすることです。睡眠をしっかりとり、ストレスを避けて、適度な運動をし、適正な体重を維持し、禁煙をする。難しいことかも知れませんが、積極的に取り組みましょう。
そして、知らないうちに病気が発生していないか、定期的な検診・人間ドック(とくに心臓であれば心臓ドック)で、早期発見に努めることをおすすめします。
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