緊張型頭痛「顔面体操」で解消を紹介している健康ニュース2004年10月号です。
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緊張型頭痛「顔面体操」で解消を

2004年10月の健康ニュース

日本人の頭痛人口は、15歳以上では約4割にもなっていることをご存知でしょうか?
とくに「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つに代表される慢性頭痛については、症状を正しく見分けて、適切に対処することが必要です。


慢性頭痛の症状とメカニズム
「片頭痛」とは、その名の通り、頭の片側に拍動的なズキズキする痛みが出るのが特徴です。多くは片側だけ痛みますが、まれに両側が痛む人もいます。症状が重くなると、強い吐き気を伴うことがあります。
片頭痛は、何らかの理由で脳の血管がいったん収縮し、再び拡張するときの痛みと考える、三叉神経血管説が最も有力です。この説では、血管内から放出される痛み物質が、頭蓋内の血管を刺激することが原因と考えられています。
その要因としては遺伝的要素が最も強く、そのほかに年齢や環境、空腹なども関係しているようです。
「緊張型頭痛」は、頭痛の中では最も割合が多く、15歳以上の人口では2割を占めています。首から頭にかけての、ズーンとした重い痛みが特徴で、全般的に片頭痛ほどは、日常生活への支障は大きくありません。
緊張型頭痛は、頭を支えている「後頭筋群」「側頭筋群」「僧帽筋」と呼ばれる、肩から首にかけての筋肉の緊張が原因です。
筋肉が緊張し、そこを通る血液の流れが悪くなると、痛みの原因物質であるブラジキニンなどが、どんどん放出され、肩から首にかけての神経を刺激するのです。
運動不足、姿勢の悪さや極度の緊張など、筋肉を硬直させることが、この悪化原因となります。
「群発頭痛」は、目の奥に激しい痛みを感じ、涙や鼻水が出る自律神経症状を伴います。その痛みは、「人類最大の痛み」とも表現されているほどで、慢性頭痛の中で最も生活への支障度が高いといえます。
症状は不思議なことに毎日同じ時刻に、決まったように起こることが多く1〜2時間続きます。1ヶ月間程度続くと、1年〜2年ほどは起こりません。
現代医学でもまだ不明な点が多く、目の奥の部分の血管や、自律神経の異常が関係していると考えられています。

それぞれの対処方は?
対処法については、頭痛の種類によって違いがあります。
片頭痛の場合、痛くなったら頭を冷やしたり、痛いところを押すと、少し楽になります。
予防策としては規則正しい生活をすることが、最も大切になります。例えば、適度な食事間隔、一定の睡眠時間を維持する、お酒を飲みすぎないといったことがあげられます。
緊張型頭痛に関しても片頭痛と同じく、規則正しい健康的な生活を送ることが重要です。
対処法としては、適度な運動により、筋肉をほぐして血行をよくすることが大切です。こんため日本ではラジオ体操を参考にしたストレッチをおこなったり、ヨーロッパでは、水泳などもよいとされています。
また、欧米では表情をいろいろと変化させて、顔の筋肉をほぐす、ヤコブソンという学者が提唱した「顔面体操」が推奨されています。



こうした体操は、特別な道具も必要なく、日常生活の中でできるので、緊張型頭痛でお悩みの人は、試してみるとよいでしょう。
対処法のひとつに、市販の消炎鎮痛剤に頼る場合もありますが、長期間にわたって飲み続けることで精神的な習慣性(依存症)に陥ってしまう可能性もあります。
鎮痛薬の使用は、月10回程度に抑えるよう、注意してください。
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