免疫力を高めよう!を紹介している健康ニュース2004年3月号です。
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免疫力を高めよう!

2004年3月の健康ニュース

からだを守る仕組みの基本は?
私たちのからだには、自らを守る仕組みが備わっており、その働きを担っているのが、白血球です。
白血球は、アメーバのように、単一の細胞からなっており、標的となるものを捕食し、消化・分解する能力を備えています。これを貪食能といいますが、この能力によって、外から侵入した異物と戦って処理したり、からだの内部で害となるような異常な細胞が生まれた場合も、それを排除・処理します。
白血球の基本は「マクロファージ」です。ここから、環境の変化、生体の進化などにより、貪食能を高め、細菌など比較的大きなものを処理する「顆粒球」と、逆に貪食能は弱め、ウイルスなど小さな異物を接着して捕らえる「リンパ球」に分化しました。通常、その比率は、顆粒球60%、リンパ球35%、残り5%がマクロファージです。
マクロファージは、顆粒球やリンパ球を動かす指示を出したり、リンパ球が外敵と戦った残骸を片付けたりします。
このように、この3種類の白血球で、からだの防御システムは、成り立っているのです。
免疫はどんな仕組みで働くのでしょう?
一般に免疫とは、ウイルスのように外から侵入してくる異物に対して、リンパ球が戦う仕組みのことをいいます。
外敵に対して、リンパ球は抗体をつくり、再度同じ外敵が侵入しても、その抗体がすぐに対応して、処理してしまうというものです。
しかし、免疫には外敵に対するだけでなく、がん細胞など、からだの内部で起こる自己異常に対して、それを排除するという働きもあります。
免疫力を左右する要素は?
先に、顆粒球とリンパ球の比率は、60対35といいましたが、この比率は一定しているわけではなく、「自律神経」のコントロールを受けていることがわかってきました。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は、私たちが活動しているときや、興奮していると活発になり、このときには顆粒球が増加します。逆に、休息している時や、食事をしているときには副交感神経が優位となり、リンパ球を増加させます。
この両者のバランスが大切で、どちらが過剰になっても、健康には害を及ぼします。
過労やストレスによる交感神経の緊張状態は、顆粒球を過剰にし、歯槽膿漏、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの粘膜障害の病気を起こします。これらは、免疫低下の病気ともいえます。
逆に、リンパ球が過剰になると、外来抗原に対して過剰な免疫反応を示すアレルギー疾患を起こしやすくなります。現代の子供達は、甘い物をとり、運動不足、過保護になりがちなので、アレルギーが増えているのです。

免疫力をアップする生活とは?
まず自律神経の正常な働きを取り戻すことです。そのためには、過労やストレスなど、原因が明らかな場合には、そこからの脱却が第一です。
食事では、玄米菜食を中心に、魚、きのこ、海藻をとることでしょう。また、簡単な体操や、全身入浴、深呼吸も、副交感神経を優位にしてくれます。ただし、副交感神経優位のリラックスした生活はいきすぎると、しまりのない、のんべんだらりとした生き方に陥ってしまいます。
やはり人生には、メリハリが必要です。積極性や気迫が必要なときもあれば、リラックスしてゆっくりと休養をとる時間も必要です。メリハリのある充実した生活で、からだと心の健康を保ちましょう。
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