いまどき増えている「シラミ」対策は?を紹介している健康ニュース2004年9月号です。
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いまどき増えている「シラミ」対策は?

2004年9月の健康ニュース

近年、アタマジラミに感染する小学生や幼稚園児が急増しているのをご存知ですか?
人に寄生するシラミには、頭につくアタマジラミ、衣服につくコロモジラミ、陰毛などにつくケジラミの3種類があります。このうち、子供の集団感染が話題になっているのが、アタマジラミです
日本でも、かつてはアタマジラミが非常に多かったのですが、戦後DDTの散布で、ほとんど駆除されました。しかし毒性の問題などで、1971年にはDDTが殺虫剤として使えなくなり、ちようどその頃から、海外との交流が増加したこともあり、シラミの発生は増え続け、82年にはピークを迎えました。
その後、シラミ用殺虫剤の開発によって、80年代後半には激減しましたが、90年代に入り再度、シラミの感染が拡大してきました。
この背景には、シラミを知らない世代が親になって、子供の頭にシラミが寄生していても、気づかないことがあると思われます。

アタマジラミの特徴は?
アタマジラミは、人の頭に寄生する昆虫で、頭皮から血をすって生きています。
吸血された部分は、かなり激しいかゆみを感じます。そのために何度もかきむしると、その傷口から細菌感染を起こし、「おでき」や「とびひ」になることがあります。ひどい場合には湿疹化することもあります。
アタマジラミの成虫はノミと違って、跳ぶことはありませんが、よく動き回るために見つけることは困難です。
雌は交尾後に卵を産み始め、一ヶ月の寿命の間に約100個の卵を産みます。
卵は7日ほどで幼虫になり、約7日〜10日の間に3回脱皮して成虫になります。卵は多くの場合後頭部や耳の後ろに産み付けられますので、注意して探せば見つけられます。



アタマジラミ

駆除と予防法は・・・
アタマジラミは、髪の毛の接触により感染します。小さい子供の場合は、子供同士で頭をくっつけて遊ぶことが多いので、感染しやすいのです。
アタマジラミの成虫はシャンプーで、ある程度は洗い流せますが、卵は髪の毛にしっかり付着しているために、洗い流すことができません。ですから、普通に頭を洗っただけでは、アタマジラミを完全に退治することはできないのです。
このため、アタマジラミの駆除には、「フェノトリン」というアタマジラミ専用の薬剤を使うことになります。ただし、フェノトリンはあくまで幼虫の段階で殺すための薬剤で、卵の段階で駆除することはできません。
駆除するためには、卵の孵化の時期に合わせ、3日ごとに4回繰り返し使用して、幼虫を全滅させます。
また、感染を防ぐためには、まめに掃除機をかける、シーツ、枕カバー、タオルなどを毎日取り替える、頭に触れるものを共有しない、子供が頭をかいていないかなど、子供の様子を観察するといったことも、心がけることが大切です。
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