意外と多い!?女性の「痔主」を紹介している健康ニュース2005年1月号です。
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意外と多い!?女性の「痔主」

2005年1月の健康ニュース

痔は、男性に多い病気というイメージがありますが、実は「痔主」に男女差はありません。むしろ女性には、痔になりやすい要因がいくつもあるのです。
3タイプの痔 それぞれの原因は
痔とは、肛門と肛門周辺の病気を総称したもので、次の3タイプがあります。(図1)
痔核(いぼ痔)
排便時のいきみや、長時間の座位、妊娠・出産、冷えなどからくるうっ血によって起こります。発生する場所により、内痔核と外痔核に分けられます。
○内痔核
痔の中で最も多い病気です。うっ血から静脈叢が肛門側にいぼ状にふくらみ、図1の歯状線より上部で垂れ下がったものをいいます。症状は、進行度合いによって4段階に分けられます(図2)。
図2 内痔核の進行
痔核が肛門内でふくらんでいるだけで、肛門の外へは脱出しない。 排便時に肛門の外へ脱出するが、排便が終わると元に戻る。 排便時やからだを動かした拍子に脱出し、指などで押し込まないと戻らない。 常に脱出したままで、押し込んでも戻らない。
○外痔核
肛門の歯状線より下部や外側にできる痔核。静脈叢のうっ血による血栓や血腫から起こり、激しい痛みを伴います。排便時や、ゴルフのスイング痔などのいきみが原因になります。
■裂肛(切れ痔)
男性よりも女性に多い病気。便秘で硬くなった便を、無理にいきんで排便したときなどに、肛門の出口付近が切れて起こります。
排便時に、傷が開くと激しく痛むため、排便抑制→便秘の重症化、といった悪循環に陥りがちです。また、何度も同じ場所が切れて、慢性化するケースも少なくありません。
■痔ろう(あな痔)
歯状線にあるくぼみに、便の中の細菌が入り込んで炎症を起こし、膿がたまる(これを肛門周囲膿瘍という)ことが原因になります。この膿瘍が進行して管のように伸び、直腸や肛門とつながったものが痔ろうです。

基本は薬物治療
手術が必要なのは3割程度で、基本的には軟膏や座薬などの薬物治療になります。

まず生活習慣の改善を
痔の最大の原因は便秘。とくに女性は外出中に便意をがまんしたり、ダイエットで食べる量を減らす、黄体ホルモンのバランスで腸の運動が鈍くなる、などから、男性より便秘になりやすい体質といえます。
ですから、まず便通を整え、排便習慣を改善するよう努力しましょう。そのほかに以下のようなことも大切です。
おしりや腰を冷やさない
排便時にいきまない
下痢をしない
アルコールなどの刺激物をとりすぎない
長時間同じ姿勢のままでいない
患部を清潔に保つ
肛門からの出血は痔ばかりではなく、がんやポリープなどの腸の病気だったといったケースもあります。痛みや出血をがまんぜず、恥ずかしがらずに、まず肛門科を受診することをおすすめします。
また、痔は生活習慣病でもあります。生活習慣を見直して、痔の予防・改善を心がけましょう。
※簡単にできる、いぼ痔の応急処置
冷えや長時間の座位は、血行障害(うっ血)を起こします。そんなときは服の上から、おしりのまわりに使い捨てカイロを5分〜10分当てて温めると、痛みや腫れが軽減します。
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