「水仕事に要注意!主婦湿疹」を紹介している健康ニュース2005年12月号です。
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水仕事に要注意!主婦湿疹

2005年12月の健康ニュース
冬は手指があれやすい季節。とくに、水仕事が多い主婦に多く起こる手指のあれは「主婦湿疹」と呼ばれています。ただし、調理師や美容師などの水を頻繁に使う職業では、男性にもみられますので注意しましょう。

キーワードは「皮脂膜」
皮膚は、外界から細菌やウイルスなどが体内に入らないように防いでいる器官です。皮膚の一番外側には角質層があり、その表面は、皮脂腺から分泌される皮脂と汗などが混ざり合った、薄い膜(皮脂膜)で覆われています。
皮脂膜は皮膚表面での細菌の繁殖を防いだり、角質層の乾燥を防いで皮膚のバリア機能を保つとともに、肌をなめらかに保ってくれます。
しかし、皮脂の分泌量は年齢とともに減少し、皮脂膜が形成されにくくなってきます。また、俗に乾燥肌といわれる、皮脂の分泌が普通よりも少ない人や、アトピー体質の人(喘息やアレルギー性鼻炎にかかったことのある人、また現在かかっている人)も、皮脂膜の形成が不十分になりがちです。


とくに、手の平側は皮脂腺がないため、余計にあれやすいのです。そのため、利き手の親指、人差し指、中指の3本の指先をはじめ、手の平全体がカサカサにあれてきて、ひどくなるとひび割れや炎症が起きてきます。(写真)

間違っていませんか?洗剤の「使い方」
主婦湿疹では、洗剤の影響がしばしば問題になります。しかし最近は、界面活性剤も皮膚への刺激性の少ないものが開発されており、表示されている使用濃度を守って使えば、洗剤の影響はほとんどありません。
例えば、台所洗剤は規定量の洗剤を入れた洗い桶に食器をつけた後、スポンジで洗うのが適正な使用法であり、その際の洗剤の使用濃度は1%未満となります。
しかし、間違った遣い方として、水を含んだスポンジに直接洗剤をつけると、濃度は20%まで上昇してしまうので、皮膚があれるのも当然のことといえます。
予防法は、洗剤の使用法を守るとともに、水仕事の際には必ず綿の手袋を着用して、その上からゴムやプラスチックの手袋を使用します。
このときゴム手袋だけの使用では、スキンバリアの破壊された皮膚には刺激となり、種々の物質に感作されやすいので、ゴムによる接触性皮膚炎などが生じる危険性があります。さらに、長時間使用すると密封状態になるため、細菌や真菌の感染を誘発する危険性があります。
症状が起きてしまったら、ハンドクリームの使用が症状の緩和、再発防止に効果的です。ハンドクリームは、皮膚を外敵刺激から守り、保湿効果により乾燥を防いで、保護する働きがあります。適切に外用すれば、軽症の場合にはこれだけでも改善がみられます。
なかなか治らない場合には、徹底して2〜3週間は洗剤に触れないように過ごしましょう。さらに、たっぷりハンドクリームを塗って、就寝中も含めて、普段から綿の手袋をしていると効果的です。悪化する前に専門医を受診することも大切です。
冬場は、お湯を使って手やお皿を洗う機会が多くなるので、こまめにハンドクリームを塗るように心がけて下さい。
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