心地良いほろ苦さ」が胃腸を元気にする!を紹介している健康ニュース2005年3月号です。
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「心地良いほろ苦さ」が胃腸を元気にする!

2005年3月の健康ニュース

食べ過ぎや飲みすぎによって胃腸が疲れたときは、苦味や芳香のある胃腸薬がよく使われます。この苦味や芳香には、単に「スッキリする」だけではない、こんな効果もあるのです。
苦味と芳香の効果は?
古くから漢方では五味五臭(五香)といわれ、薬の味とにおいは、治療上または効果の面で、極めて重要な要素とされています。とりわけ胃腸薬として使用される生薬では、その味やにおいが直接的に薬効を発揮する、苦味・芳香性のものが中心になっています。
苦味や芳香は、味覚や嗅覚を刺激することにより、消化液の分泌を促す分泌中枢を刺激したり、消化管の運動を活発にさせて、胃腸機能を高めます。
その代表として、芳香のあるガジュツと、苦味のあるゲンチアナについて、胃腸に対する効果を紹介しましょう。
ガジュツ
ゲンチアナ
ピロリ菌にも有効!
現代でも胃腸薬に処方されることが多いガジュツは、インドでは古くから薬用とされており、8世紀にヨーロッパに伝えられました。日本へは江戸末期に渡来したとされており、いまは屋久島が代表的な産地になっています。
主な薬理作用は、胆汁分泌を促進させる利胆作用ですが、胃粘膜を保護する抗潰瘍作用や、痛みを緩和し胃炎や腸管の痙攣などを抑える作用、肝障害抑制作用などもあります。
さらに近年になって、ガジュツを世界中に知らしめたのが、抗ピロリ菌作用です。
約20年前にオーストラリアのJ・ワレン医師らにより、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因がピロリ菌にあることが発見されて以来、多くの薬が試されてきました。その結果、ガジュツに含まれる優れた殺菌効果のあるシネオールなどの成分が、ピロリ菌の除去に効果があることがわかったのです。
また、ガジュツと同じく、胃腸薬として利用されるゲンチアナは、欧州中南部の山中に自生し、胃液分泌・消化促進などの薬理作用により、食欲を増進させる効果があります。
その歴史は古く、古代ギリシャの医師ディオスコリデスが書いた「ギリシャ本草」に、ゲンチアナの根茎をたたきつぶして、水につけてしぼったジュースには、痛み、痙攣、肝臓や胃病、眼の炎症に効果があることが記載されています。
このほかにも、表に示したような健胃生薬がよく使われており、現代でも胃腸薬として用いられる生薬は少なくありません。
主な健胃生薬

胃腸の弱い人は・・・
胃もたれや胸やけを起こしやすい人は、消化機能が弱いので、こうした健胃効果のある生薬を含んだ胃腸薬を用いるとよいでしょう。
また、脂肪分の多い料理を避けるようにしたり、夜更かし、徹夜なども、胃の消化活動の妨げとなるので注意しなければなりません。
一方、ストレスが原因となって、本来なら消化の役割を担っている胃酸が、胃の粘膜を傷つけたり、食道へ逆流して、炎症を起こすこともあります。この場合には、こうした症状を抑える薬が適することになります。
このように、ケースによって適した薬が違ってきますので、薬局で薬を選ぶときには、よく相談することが大切です。また、原因のはっきりしない痛みが続くようなら早めに医師を受診しましょう。

胃腸の症状とその原因

胃腸の自覚症状とその原因との関係は次のようになっています。

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