「軽視は禁物・・めまい」を紹介している健康ニュース2006年5月号です。
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軽視は禁物・・めまい

2006年5月の健康ニュース

 最近めまいが何度か起き、心配です・・・。
めまいの多くは、目や耳・筋肉などから伝えられる、からだのバランス(平衡)に関係する情報が、神経や脳に伝わる過程で障害されるために起こります。
原因として最も多いのは、耳(内耳)の病気です。内耳にあるからだのバランスの情報をキャッチする、「三半規管」・「耳石器」という器官や、その情報を脳へ伝える「前庭神経」などが傷害され、うまく情報が伝わらないために、めまいが起こることが多いのです。
耳鼻科領域の疾患で、めまいの原因として多いのが「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」です。これは、頭や首を動かしたときに生じる、周囲がグルグル回って見える、激しい回転性のめまいです。
初発時に吐き気を伴うことが多く、頭をずっと同じ位置にしていたりすることで誘発されますが、程度は徐々に軽くなります。
BBPVと同様に多いものとして、「メニエール病」があります。めまい・耳鳴り・難聴という発作を繰り返しながら、聴力が低下していくもので、図のように、内リンパ水腫という状態が起きています。
その他、前庭神経が障害されて起きる「前庭神経炎」や、聴神経に炎症が起きる「突発性難聴」また、「内耳炎」や「神経腫瘍」でもめまいを起こします。

 耳以外の原因では何がありますか?
脳に原因がある場合のめまいもあります。
脳の病気では、多くの場合、からだのバランスに関する情報の集まる「脳幹」や、「小脳」への血流が低下することで起こります。
脳出血や脳梗塞のような重大な疾患と、その前駆状態で、24時間以内に症状が始まる、一過性脳虚血発作(TIA)、頚部を通って脳に血液を送る、椎骨脳底動脈の血流が悪くなって起こる「椎骨脳底動脈循環不全症」などがあります。いずれにしろ対処を間違えると、命にかかわるケースが考えられます。
脳に原因がある場合、ふらつき、よろめき、浮動感といった非回転性めまいが多く、ときに、回転性のめまいを伴う場合もあります。

 要注意の症状は?
危ないめまい、つまり脳に原因があるめまいを見極めるには、めまいにどんな症状が伴うかの確認が重要です。
頭痛・しびれ・複視(ものが2重に見える)・ろれつのまわりにくさ・歩行障害などの神経症状が伴う場合は、早急に受診が必要です。
脳が原因の場合、初めは症状がそれほどはっきりしないことも多いのですが、「気のせいかも」などと思わず、神経症状がわずかでも感じられたら医師に必ず話してください。
耳の場合も、めまいに難聴や耳鳴りは伴うか、感染症の既往など説明してください。

 治療法と生活上の注意点は?
内耳からくるめまいには、急性期は点滴療法もおこないますが、基本的に抗めまい薬などの内服治療となります。脳が原因の場合は、全身管理と手術など、状態により治療は異なります。
ストレスや疲労が重なると、めまいを誘発しやすい状態になります。そのようなときに、急に頭の位置を変えたり、立ち上がったり、階段などを手すりを持たずに降りたりするのは避けましょう。めまい自体が問題のないものでも、大きな事故につながることがあるので注意してください。
また、お風呂に長く入ったりしないようにし、アルコールの摂取も避けてください。

めまいの様子からみた考えられる病気と診療科目の目安

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