慢性腎臓病/を紹介している健康ニュース2009年3月号です。
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慢性腎臓病

2009年3月の健康ニュース

8人に1人が!?新たな国民病 慢性腎臓病(CKD)

 腎臓は尿をつくるだけと思っていましたが?
腎臓の重要な働きは、尿をつくることにより、からだの細胞が生きていくのに快適な環境を維持することです。
まず第一に、からだの中の不要な物質を、老廃物として尿中に排泄します。
第二に、体内の水分量や塩分、カリウム、リンなどの濃度を一定に保つための調節を行っています。
第三に内分泌器官としての役割があり、エリスロポエチン(ホルモン)を分泌し、赤血球の産生を促進して酸素の供給を調整したり、血圧を調節したり、ビタミンD3を活性化して骨を強くしたりしています。
腎臓の障害が進行し、働きが損なわれると、貧血や高血圧になるのはこのためです。
腎臓では、血液は初めに糸球体でろ過されますが、腎臓が障害されてろ過装置が壊れると、たんぱく尿や血尿がでます。

 CKD(慢性腎臓病)とは、どのような病気か?
CKDは、新たに発見された病気ではなく、従来の腎臓の病気を新たに定義したものです。これは、腎臓の病気は種類が多く、一般の人には理解しにくい欠点があったためで、たんぱく尿や腎臓低下が持続していれば(図1、定義参照)、一括してCKDと呼びます。もとの病気が糖尿病、慢性糸球体腎炎、高血圧でもCKDと呼びます。





CKDという概念が生まれた背景は、透析患者の増加があります。現在わが国で毎年約1万人ず増加しており、2007年末には27万人を超えました(図2)





人口当たりの透析患者数は世界第二位です。CKDがあると動脈硬化を引き起こし、脳卒中や心筋梗塞などの心・血管病を起こしやすいこともわかってきました。

 普段の生活の中で注意すべきことは?
CKDの危険因子としては、糖尿病、高血圧、肥満、メタボリックシンドローム、喫煙が知られています。したがって、その原疾患の治療が最も重要です。肥満の方は体重のコントロールが重要であり、タバコを吸っておられる方は禁煙をしてください。
また、CKDは進行しないと自覚症状がほとんど現れません。ですから早期発見のために定期的に検尿をすることが重要です。とくに、糖尿病や高血圧のある方は、治療を受けている医療機関で検尿をしてください。これらの病気がない方も、年に一度は尿検査を受けましょう。
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