子供のころからの生活習慣病予防/を紹介している健康ニュース2009年5月号です。
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子供のころからの生活習慣病予防

2009年5月の健康ニュース

 3つのタイプが・・・
中高年以降に多い高血圧や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病が、食生活などの変化から、最近は子供(15歳以下)の間でも増えてきています。
子供の生活習慣病は進行段階によって、3つのグループに分けられます。第一群は、小児期にすでに糖尿病や胃潰瘍などにかかっているグループです。実際、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化器系の病気が、受験勉強に追われる中学生に増えている現状があります。
第二群は外から見えなくても、初期の病変などがすでに始まっているグループ。10代で亡くなった子供の大動脈を調べたデータでは、その98%に動脈硬化の初期病変が見られています。
そして、第三群は生活習慣病の危険因子を持っているグループで、これが生活習慣病の予備軍ということになります。
危険因子については下の表のようになりますが、とくに肥満や高コレステロール、高血圧が増加傾向にあります。






 8割が肥満の大人に!
主に、食事と運動習慣のアンバランスが原因で起こるのが肥満です。肥満は生活習慣病に直結する危険サインで、その割合は、小学校高学年の10人に1人といわれています。
肥満が問題なのは、小学生の肥満児の約80%が大人になっても肥満のままであり、早い時期から高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を引き起こすからです。
子供の肥満の原因には、大きく分けて、1・体質、2・食べすぎ、3・運動不足、4・過保護、5・家族性因子(体質)の5つが考えられ、中でも、肥満児に多く見られる早食いは、満腹感を得る前に食べ過ぎてしまうため、肥満を招く大きな要因になります。
体重が少なくて生まれた未熟児は、親が過保護とともに、早く大きくなるようにたくさん食べさせるため、肥満児になることが多いといわれています。

 雑食を心がけて
肥満児の食事パターンは早食いや大食い、脂っこいものや甘いものが好きな傾向にあるので、親が食事の量と栄養バランスに注意してやることが大切です。
食事はやわらかいものばかりだと顎の発達を妨げ、咀嚼力が十分に育ちません。噛みごたえのあるものを、よく噛んでゆっくり食べれば、食べすぎを防ぐこともできます。
また、子供の好きな洋食は、たんぱく質や脂肪が多く、成長期の子供に適している反面、動物性脂肪の割合が高く、コレステロールのとりすぎには注意が必要です。また、野菜が比較的少ないのも難点です。
日本食は、食物繊維を多く含み、魚や大豆、野菜を多く用いるので健康的といえますが、塩分の摂取が多くなる傾向にあります。
中華食は高温で熱処理するため、意外に脂肪が多くならないのが特徴です。普段から和・洋・中の「雑食」を心がけて献立を工夫しましょう。
夜更かしをして朝起きられず、朝食を抜いて学校にいく子供が少なくありません。朝のエネルギー補給がないため、集中力の低下や疲労などを感じがちです。朝食をきちんと食べ、規則正しい生活のリズムをつくることも大切です。






 からだを動かそう!
最近は家でテレビを長時間見たり、ゲームばかりして、運動不足の子供が多くいます。肥満児は、平均して1日3時間以上テレビを見ており、肥満ではない子供よりも明らかに多くなっています。外で遊ばないと太るというのは、統計でも明らかです。
運動が苦手なら、まず家事の手伝いから始めるのもよいでしょう。
◇◇◇
肥満とはいえ、成長期の子供にとっては、過度の食事制限をしたり、減量をするのはもってのほか。親が子供の生活習慣を見直し、子供のうちから正しい生活習慣を身につけさせることが、子供の時代からの生活習慣病を防ぐ第一歩といえましょう。
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