食欲の不思議〜「別腹」の謎/を紹介している健康ニュース2009年11月号です。
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食欲の不思議〜「別腹」の謎

2009年11月の健康ニュース

食欲も増すこの季節。美味しいものを、お腹いっぱい食べても、「甘いものは別腹」なんて経験はないでしょうか?その「別腹」の正体をお教えします。

 別腹は好物でつくられる
食後満腹でも、目の前に甘いデザートが出されたら、ほとんどの女性が何のためらいもなく平らげてしまうでしょう。それを別腹というわけですが、「ん?別腹って本当にあるの?とお思いのあなた。実は本当に別腹はあるのです。
とはいえ、もちろん胃袋が2つあるわけではありません。食べ物がi胃の中に満たされると、血糖値が上がり、脂肪組織からレプチンというホルモンが分泌されます。そして、脳の視床下部にある満腹中枢から、「満腹ですよ」という信号が出て食欲を抑制し、過食を抑えられる仕組みになっています。
しかし、そんなときでも好物を見たら、同じ視床下部の摂食中枢から、食欲をコントロールするオレキシンというホルモンが分泌されます。
オレキシンは摂食量を増加させる働きがあり、脳が「もっと食べろ」という指令を出すことにより、胃の中の内容物を十二指腸に送り出し、胃の上部に隙間が出来るのです。これば別腹といわれるスペースで、実際には満腹であっても、脳からの指令により食べられる現象が起きるのです。(下図参照)






 飲酒後のラーメンが欠かせないワケ
甘いものに限らず、好物であれば別腹がつくられますので、例えば、飲酒後にラーメンが欲しくなる、という人も多いはず。
これは、アルコールが血液の循環をよくして発汗が促進されるのと、利尿作用により体内の水分や体温が奪われて、体内の温度が低下することが一因。
また、アルコールを分解するために低下した血糖値を上げようとするため、炭水化物(糖質)を欲しがるようになります。ですから、ラーメンやお茶漬けなどの、温かくて水分がとれる食べ物を食べたくなるのです。

 別腹の習慣化に気をつけて!
ケーキなどの甘い物(好物)を、満腹後に食べたり、逆にそれを楽しみに、食事量を抑えてしまうと、栄養のとりすぎや偏りが心配です。
食べ過ぎによって脂肪が増えると、レプチンの量が増加しますが、それを受け取る受容体が反応しにくくなります。つまり、レプチンが分泌されても満腹を感じ取れなくなり、過食になる悪循環を生んでしまうのです。
また、レプチンは食後、20〜30分後に分泌されるため、早食いだと、「満腹」と感じる以前に食べ過ぎてしまうので、食べ方にも注意が必要です。
「ちょっと食べ過ぎたな」と思ったときは、とりすぎた食事をカレンダーに記録しましょう。いつ何をどれだけ食べたのか把握して、食事量を調整するなどして、よりよい食習慣を身に付けることが大切です。
心もからだも「満足」できる食欲コントロールを、自分でできるようにしましょう。
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