年末の「疲れた〜」の回復法/を紹介している健康ニュース2009年12月号です。
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年末の「疲れた〜」の回復法

2009年12月の健康ニュース

忙しい現代は、子どもも大人も疲れている・・・。とくに、慌しい年末は頑張りすぎて、疲れがたまってしまいがちです。

 疲れは健康維持の大事なアラーム!
疲れは、痛みや発熱とともに、からだの異常を知らせる、生体の3大アラームといわれます。アラームが鳴っているのに無理を続けると、気づいたときには疲労が蓄積され、休養をしても回復が困難になることがあります。
では、疲労の正体とは、何なのでしょうか?

 じっとしていても起こる「疲れ」
身体活動が長時間または過度におこなわれたために、身体機能や作動効率が低下する現象を疲労といいます。
これをもっと細かく見てみましょう。身体活動とは、細胞が働くということであり、その結果として老廃物が出ます。すると、ある疲労因子を介してサイトカイン(免疫の調節などをする物質)がつくられ、これが神経や血液を経由して脳に「疲れていますよ」というシグナルを伝えます。これが疲労の仕組みです。(図1)





ですから、実は激しい運動などをした場合はもちろん、生きていれば細胞は働いていますので、じっとしていても疲労は起こるものなのです。いい換えれば、細胞が生きていく過程で、老廃物がたまるのを脳に知らせるシステムが、疲労を感じさせているといえます。
ただし、疲労には細胞の活動以外の要素も深く関わっています。例えば細菌やウイルスに感染したり、強い紫外線を浴びたりすることは、身体へのストレスとなり疲労感を増強します。また、活性酸素が細胞を傷つける酸化ストレスも、一因といわれています。
このような側面からの要因も加わり、身体機能の低下をきたすことが、疲労の正体です。これを、最終的に脳が「疲労感」として感じ取ります。
ところで、「疲労の原因物質は乳酸である」という話を聞いたことはありませんか?これは、筋肉を使い続けると乳酸がたまってくることなどから、昔からいわれてきたものです。
しかし最近の研究で、乳酸は筋肉を動かすエネルギーをつくる際の、中間生成物であることが明らかになっています。
エネルギーをつくる反応にはある程度時間がかかるため、中間生成物の乳酸がたまったのを、見誤っていたのです。乳酸はむしろ筋肉のエネルギー源となるほか、筋肉の動きをスムーズにする働きがある善玉物質なのです。

 回復のコツは?
疲労を回復するためには、とにかく休んで、十分な睡眠や栄養をとることが基本中の基本です。まず、睡眠不足や、栄養の偏りなどがないかチェックしてみましょう。
そのうえで、疲労を和らげる働きがある、クエン酸やイミダゾールジペプチドなどを含む食品をとるのもよいでしょう。





また、ぬるめの風呂にゆったりつかって血行をよくしたり、ウォーキングなどの軽めの運動をしたりすることによって、よい睡眠をとることも有効です。木の葉の香り成分である青葉アルデヒドなどには、細胞を活性化して疲労感を軽減させる働きがありますので、緑が生い茂る時期には森林浴も効果的です。

 隠れ疲労にご注意を!
疲労について注意すべき点として、仕事や遊びに夢中になりすぎると、その疲労がマスクされて感じにくくなることがあげられます。これが続けば、最終的には過労死を招く恐れもあります。
マスキングによって自覚がなくとも、疲労が蓄積していることもありますので、決まったリズムで休んで、疲労のサインを見逃さないことが大切です。
多忙で不規則な生活になりがちな年末、自分の身体のサインに耳を傾けて乗り切ってください。
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