治らないと思っていませんか?「乗り物酔い」/を紹介している健康ニュース2010年7月号です。
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治らないと思っていませんか?「乗り物酔い」

2010年7月の健康ニュース

 乗り物酔い
乗り物酔いは、車や電車、船などの乗り物に乗ったときに起こる、めまいや吐き気などを伴う、一過性の症状を指します。「動揺病」という、れっきとした病名もついており、検査や治療も行われています。
起こるのは、5歳〜20歳ぐらいまでで、それ以外の年代には起こりにくいとされています。それはなぜかというと、からだのバランスをコントロールしている脳の中の前庭小脳という部分が、3歳まではまだ未熟で、逆に20歳以上になると徐々に衰えてくることに関係しています。
したがって、20歳以上になって、突然乗り物酔いが頻繁に起こるようになった、という人では、検査をすると脳の病気が見つかったり、別の病気が隠れていた、ということも少なくありません。

 カギをにぎる前庭小脳
乗り物酔いの症状は、自律神経、内耳にある三半規管、目・鼻、足の4つの部分への刺激が関係しています。(下図)
この4つの部分から届く情報を整理して、大脳に送るのが前庭小脳の仕事です。
例えば、チカチカした物を見た、でんぐり返しをした、でこぼこした道を歩いたなど、いつもと違った情報が一度にたくさん入ってきた場合、前庭小脳が混乱してしまい、大脳に情報がうまく送れなくなってしまうのです。
このような条件が重なると、乗り物に酔っている、いないに関わらず「酔い」となって不調を訴えることになります。
バスに乗っているときに酔いやすいのは、バスの揺れ(三半規管)や、次々と変わっていく景色(目)、バスの中のニオイ(鼻)に加えて、「もしかしたら酔ってしまうかも…}というような不安(自律神経)などが重なって起こると考えられます。
酔いを抑えるには、こうした前庭小脳への不規則な情報を、どれだけ減らせるかがカギになってきます。






 乗り物酔いを克服したい!
乗り物酔いの検査法としては、まず、先ほどの4つの部分に異常がないかどうかを調べます。例えば、内耳の病気で乗り物酔いを起こしている場合は、難聴を併発していることが少なくありません。また、脳の働きに偏りがある場合、目を閉じたり、視線をさえぎったりすると病的な眼振(目の揺れ)が現れることがあります。
さらに、低血圧や貧血、アレルギーの人などは自律神経が乱れやすい状態になっています。このような症状がある場合は、まずはそれらに適した治療を行います。
こうして、それぞれの原因を探り、対策をすることで乗り物酔いが改善された、という事例も多くあるのです。
酔いは揺れやスピードに慣れるという訓練で予防できます。私は酔いやすいから・・・と諦めず、少しずつ慣れていき、自信をつけていくことで、乗り物酔い克服に一歩ずつ近づいていくのです。










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