ご存知ですか?「ピロリ菌」/を紹介している健康ニュース2011年2月号です。
ファミリー薬局
現在位置:ホーム > 健康ニュース >2011年2月の健康ニュース

ご存知ですか?「ピロリ菌」

2011年2月の健康ニュース

●ご存知ですか?「ピロリ菌」●

近年、胃潰瘍や十二指腸潰瘍との関係から、よく名前があがるのが、「ヘリコバクター・ピロリ(通称ピロリ菌)」です。
日本では感染者が多く、胃がんのリスクもあるため、注意が必要です。

 ピロリ菌とは?
ピロリ菌は、口を通して胃の中に入ってくると考えられています。実はピロリ菌がどこからどのように人の胃に感染するのか、まだ十分にわかってはいません。乳幼児期に口にした汚染された水などが感染の原因ではないかと推測され、中高年での感染率が高くなっています。
しかしながら、近年では、昔と比べて上下水道が完備され、それに伴う衛生環境が格段によくなったことなどから、現在、感染者数は減少傾向にあります。
ピロリ菌は、強い酸性の胃酸が分泌される胃を住家とする珍しい細菌です。強い胃酸の中で生きていられる理由の一つは、胃酸への防御壁となっている、胃粘膜の奥を住家としているからです。そして、もう一つは、ピロリ菌がウレアーゼという、アルカリ性のアンモニアを作り出し強酸性の胃酸を中和して身を守る、酵素を産生しているからです。
問題は、このウレアーゼによりつくられるアンモニアや毒素が、胃粘膜の防御力を低下させ、ダメージを与えることになる点です。この状態が続くと、慢性胃炎から胃潰瘍や十二指腸潰瘍、さらには胃がんといった病気を引き起こす可能性もあります。
一度感染したピロリ菌は、医療機関で「除菌」をしないと、消滅させることはできません。






 まずは「検査」を
ピロリ菌の検査では、内視鏡を使い胃の粘膜の組織の一部を採取して、ピロリ菌が存在するか否かを調べる方法と、血液や尿を採取し、ピロリ菌に対して産生される抗体の量を調べることで、ピロリ菌への感染の有無を調べるなどの方法があります。
こうした検査により、ピロリ菌に感染していると診断された方には、医療機関による「除菌」がすすめられます。
ピロリ菌の除菌は、薬物療法によっておこなわれます(下図)。除菌は、一次から三次までおこない、胃酸の分泌を抑える薬と、抗菌薬2種類の計3種類を使用します。





ほぼ8割の人は一次除菌だけで済みますが、うまくいかない場合には二次除菌に進み、さらに必要ならば、三次除菌について専門の医療機関で相談をすることになります。なお、健康保険の適用は一次除菌と二次除菌になります。
除菌については従来の胃潰瘍、十二指腸潰瘍に加えて、昨年6月からは胃MALTリンパ腫(胃の粘膜に後天性にできたリンパ組織から発生する潰瘍)、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃がん内視鏡治療後胃患者などにも、健康保険の適用が拡大されました。これらの疾患を抱えている方は、ピロリ菌に感染している可能性が高いので、早急に検査、除菌をすることをおすすめします。

 除菌後も注意を!
最近、除菌成功にもかかわらず、胃がんが発見されるケースが高齢者で増えています。これらの多くは、除菌後に発生したがんではなく、おそらく除菌の時点から潜在していたがんの可能性が高いと思われます。
問題は、除菌が成功したことで気が緩み、定期的な検診(がん検診)を怠り、がんの発見が遅れてしまうことがあります。
除菌後に発見されたがんと、非除菌群のがんを比較すると、除菌後では早期がんが多いことがわかりました。これは除菌に至るプロセスの中で、定期的に観察されている点と、除菌によりがん細胞の増殖スピードが抑制されることで、早期がんのレベルに留まっているものと考えられます。
がんの発症リスクが高くなる高齢者は、除菌により、がんの進行を遅らせることができる可能性が高くなりますし、若い人でも、将来的ながんの発生率を抑えることができるのです。
最近では、食品(ブロッコリーなど)によるピロリ菌の抑制も期待されるようになってきました。
しかし、活動の抑制はできても根本的な解決策とはいえません。まずは検査を受けてみましょう。
それが、将来のQOL(生活の質)を高める、第一歩になるのです。



抗ピロリ菌作用のマスマリン

マスマリンは、抗ピロリ菌作用を有し胃潰瘍・十二指腸潰瘍をターゲットにした唯一の健康食品素材のギリシャのハーブ「マスティック」と、「スクアレン」の力をあわせた健康食品です。
健康が心配な中高年の方、長年にわたって消化器系の病気に悩んでいる方におすすめです。
ウェブサイト運営者・著作権者:ファミリー薬局
〒579-8058 大阪府東大阪市神田町15番6号
TEL 0729-85-3364 / FAX 0729-85-3364