知覚過敏って?/を紹介している健康ニュース2011年6月号です。
ファミリー薬局
現在位置:ホーム > 健康ニュース >2011年6月の健康ニュース

知覚過敏って?

2011年6月の健康ニュース
日本人の4人に1人が「歯がしみる」と感じています。虫歯じゃないのに…と思うなら、「知覚過敏」かも知れません。






 知覚過敏って?
知覚過敏とは、虫歯ではないのに歯がしみる症状をいい、歯の象牙質とよばれる部分がむき出しになることで起こります。
歯は下図のような層からなっており、外側のエナメル層が傷ついたり、溶けたりすると象牙質が露出してしまいます。すると、冷たい水などが象牙質の象牙細管を通って歯の神経を刺激し、痛みを感じるのです。





象牙質が露出してしまう原因は、さまざまです。
過度な歯のブラッシング
硬い歯ブラシの使用
歯肉の退縮やゆるみ
歯ぎしりや噛みしめ
酸性の食べ物や飲み物

 知覚過敏の盲点「酸蝕歯」
1〜5は、いずれも象牙質の露出を招く原因になりますが、最近注目されているのが、5の「酸性の食べ物や飲み物」の摂取による酸蝕歯(さんしょくし)です。
口の中は通常、中性(PH7.0)ですが、酸の強い食事によってPH5.5以下になるとエナメル質が溶けはじめ、この状態が続くと象牙質の露出を招いてしまいます。これを「酸蝕」といいます。
最近は健康ブームで酢を常飲する人や果物を常食する人が増えており、酸蝕歯による知覚過敏を訴える人も増えてきています。
身近な飲食物のPHを知っておくとよいでしょう。(表1)





ただし、ここあげた酸の強い食品を食べてはいけないということではありません。だらだら飲食物を口にしない、酸性の飲食物を口にしたらその後すぐに水やお茶を飲む、といったことが大切です。
また、酸の強いものを食べた直後は、歯が外からの影響を受けやすくなっているため、食後30分はあけてから歯磨きをするとよいでしょう。

 ストレスが元凶に
ストレスも、知覚過敏の大きな原因といわれます。緊張すると歯をくいしばったり、睡眠中の歯ぎしりが増えます。そのことで、過剰な力が加わって、歯の表面が磨耗したり、小さなひびが入ったりして、歯がしみるようになるのです。
また、ストレスによって交感神経の緊張が高まることで、唾液の分泌量が少なくなることも問題です。歯は日常的に食べ物や飲み物によって「酸」の影響を受けていますが、通常は唾液の作用で酸が中和されたり、エナメル質が補修される再石灰化が起こります。
つまり唾液には、口の中のPHバランスを保ち、歯の健康を維持する働きがあるのです。
しかし、唾液量が減少するとこのバランスが崩れ、歯が表面から徐々に溶けて、知覚過敏を招くことになります。唾液はお口の中の最大の盾ですので、正常に分泌されるよう、ストレスを溜めないことも重要です。

 思い切り食べたい!
知覚過敏になってしまうとどうしても歯磨きがおろそかになり、虫歯や歯周病にもなりやすくなります。
また、歯がしみる状態では、冷たい食べ物も思い切り食べられません。
歯の健康はからだの健康のバロメータです。6月4日からは歯の衛生週間。知覚過敏の予防のためにも、日頃から表2のような対策を。また、自己診断で決め付けず、きちんと定期的に歯科検診を受けることをおすすめします。





ウェブサイト運営者・著作権者:ファミリー薬局
〒579-8058 大阪府東大阪市神田町15番6号
TEL 0729-85-3364 / FAX 0729-85-3364