ぜんそくの病気についての食療養法をご説明しています。
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ぜんそくについて

大切な毎日の養生

ぜんそくの養生で一番大切なことは、毎日とり続ける食物と、体と心の鍛錬により、体力、抵抗力の増進を計り、ぜんそくの起こるような過敏体質、虚弱体質を改善して、健康な体質をつくることです。

胃腸に注意、腹八分目に
どうしても内臓全般が弱りがちです。特に胃腸の弱りや負担は禁物です。食べ過ぎや、寝る前の間食は発作の原因となりやすいです。夕食は早めに、少なめに常に胃腸を守ることが大切です。また、便秘があると発作を起こしやすいです。毎朝快便のあるよう胃腸を整えてください。
心身の過労・睡眠不足をさけ、充分な休養を
体の疲れ、気の疲れ、心身の過労、睡眠不足は神経を刺激して発作を起こしやすい。残業や、夜更かしは禁物です。特に子供さんの場合は疲れすぎないよう注意が肝要です。悪い時にはまず安静、充分な休養と摂生が大切です。
常に体の鍛錬を行い、風邪を引かないように
体が弱ったり、風邪を引くとぜんそくが悪化する。日常体を鍛え、風邪を引かないよう栄養をとることが大切です。その人その人に適した健康法・冷水摩擦・乾風摩擦・スポーツ等を行い、常に健康な体質づくりに努力して下さい。
精神的な要因
心理的不安感、劣等感にとらわれてはなりません。「熱心な養生を行うことによって必ず治る」という強い信念のもとに、劣等感、不安感を取り去り、必ず治るという明るい自信のもとに、養生に努力することが大切です。
体力・抵抗力づくりが大切
体が衰え、体質が弱く悪くなりますとぜんそくはますます悪化します。常に体質をよくし、体力づくりに努力しなければなりません。規則正しい毎日の生活、正しい食養生等、全身的総合的な養生に努力しなければなりません。
苦しい時、具合の悪い時は
喘息発作の苦しさは、はたで見る目もたえられないものがあります。一時も早く発作をとめて、体を守ることが大切です。発作が治っても体の快復に注意。充分な睡眠と栄養をとって発作が起こらないよう養生に努力しなければなりません。
調子の良い時が一番大切な養生の時
発作が出ている時は、その手当てでいっぱいです。具合の良い時こそ、体質の強化改善と体づくりの充分できるときです。発作が出ないように、ぜんそくが治るように毎日の養生に、心身の鍛練に努力して下さい。発作がとまると、まるで忘れたように養生服薬を怠りがちなものですが、それではいつまでたっても喘息は治りません。
明るい健康と幸福のために、治るまで熱心に毎日毎日の養生に努力してください
大切な毎日の食事療法
生命と体を支える食物、毎日とり続ける食物の良し悪しは、過敏体質・虚弱体質や、抵抗力など健康と病気、特に喘息体質に大きく影響します。
「食正しければ命まっとうし万病一毒これ食毒である」と、「食養生は、漢方療法の中心であります。」
全身の調和と体質をよくする自然な食物、季節ごとの新鮮な野菜類、海草類、小魚類、豆麦、雑穀類をなるべく多くバランスよくとり、刺激性食品、香辛料、アルコール類、タバコ、動物性脂肪、加工着色インスタント食品など不自然な食物は控えることが大切です。
食物で特に注意を要することは、発作を起こす食物は一切さけなければならないことです。

良くない食物
刺激物、香辛料、酒類(日本酒、ビール、ウイスキー、ワインなどアルコール類)、ワサビ、カラシ、タバコ、コーヒー、その他発作の原因となる食物。

控え食(少なめに)
主に酸性食品といわれ、とり過ぎると体質を悪くします。動物性脂肪、豚肉、背の青い魚、脂の多い肉類、魚類、酢の物、塩辛いもの、砂糖を多く用いている菓子類、洋菓子、和菓子、砂糖製品、イモ類、卵、ほうれん草、たけのこ、紅茶、果物の過食、酸味の強いもの、加工着色品、インスタント食品、水分のとりすぎ。

良い食物(毎日多い目に)
主にアルカリ性食品といわれ、体質を良くします。
季節ごとの新鮮な野菜根菜類、大根、にんじん、れんこん、ごぼう、ウリ類、かぼちゃ、キャベツ、、白菜等葉菜類、野菜製品、豆腐、油揚げ、豆麦等雑穀類、玄米、半つき米、ごま、小魚類(骨のまま食べるもの)、脂肪のすくない魚類、海草類、ノリ、ワカメ、ひじき、昆布、果物類、牛乳、乳製品(バター、チーズ、その他、とりすぎないよう注意)

成長期の小児・少年・青年等の食事療法には、
良質のタンパク質、ビタミン類をより多くとり、体力・抵抗力の増強、健康の増進を計ることが大切です。
牛乳及び乳製品(チーズ、バター類)、脂肪の少ない牛肉、鶏肉、魚肉、豆腐、大豆製品等。
タンパク質を多くとると、脂肪も多くなるので、
天ぷらフライ、カツレツ等油を多く用いた食品は、とりすぎないよう注意しなければなりません。
特に大切なことは、ビタミンを多くとるために、新鮮な野菜類を毎日多くとることです。
ぜんそく患者の心構え
ぜんそくの療法には、大別して対症療法と本能的療法があります。対症療法は、現在起きているぜんそくの発作をおさめる療法で、ふつう、ぜんそくの薬といわれているものです。
本能的治療法は、ぜんそくの発作が起こらないように、発作を起こす原因を取り除いたり、ぜんそく発作が起こるような過敏な体質を改善しようとする療法です。
ぜんそくは、治りにくい病気で長期間にわたる養生が必要です。ぜんそくに限ったことではありませんが、慢性の病気では、根気よく熱心に養生を続けることが必要です。養生が長引き、思うような効果があがらないと、つい養生が怠りがちになり、患者も家族も、あきらめてしまい、発作の起きた時だけ一時おさえの薬を用いることになりやすいのです。
それではぜんそくは治らないばかりか、年々悪くなります。ことに小児ぜんそくの方々は、日ごろの養生が大切です。小児ぜんそくは大きくなれば治る、といわれ発作の時だけ一時おさえの薬をのんでおさえている現状ではないでしょうか。小児ぜんそくが成人するにつれ治ることは確かですが、その率はだいたい、25%程度といわれています。将来自然に治ることがあるといって、大切な養生を怠ってはいけません。子供の将来を考えて、小児ぜんそくの治りやすい時に積極的な養生を行い、頑固な慢性ぜんそくに移行しないよう充分な養生が一層大切です。
大人のぜんそくも、小児ぜんそくも、「必ず治せる」という強い信念のもとに、患者自身も、家族の方々もぜんそくに対する深い理解と、しっかりした心構えのもとに、正しい養生を根気よく続けてください。

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