糖尿病についての食療養法をご説明しています。
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糖尿病について

大切な毎日の養生

糖尿病の養生に大切なことは、糖尿病というものは生活状態・食生活や体質・全身の調和等が関連していることを充分に認識し、医師の正しい診察、治療を受けて、よく状態を知ることです。
そして毎日の養生に努め、体の下地をよくし、生活を自然に近づけるような全体的な養生がポイントです。
太りすぎ、食物の不自然やかたより、精神疲労、運動不足、不摂生に注意しなければなりません。
糖尿病では、糖分の利用のしくみに異常があると同時に、他の栄養分についても同じことが言えるわけですから、特に食養生には気をつけていただきたいと思います。

毎日の養生が大切です
体の下地をよくし、ホルモン分泌の調和、体質の改善が糖尿病を良くします。
ストレス、精神疲労をつとめて避け、心身両面の充分な栄養、規則的な日常生活、少しでも自然な体と健康づくり等、日々の注意の積み重ねが大切です。心配ごとや精神過労が軽減されると、急に糖尿病が快方に向かったという例も少なくありません。
熱心に養生を行っている人の多くの方は、快方に向いながら、健康美人と変わらぬ活動と寿命を保っています。養生を怠ると、必ず病気は悪化し、不幸な結果を招くことを認識され、「糖尿病は治らない病気である」とか面倒とかで養生を怠ることは、絶対に避けなければなりません。
肥満と糖尿病
肥満と糖尿病は、密接な関係があります。
肥満の原因は、カロリーのとり過ぎです。つまり、摂取カロリーが、脂肪となって体にたまるために起こります。摂取カロリーは同じであっても、その人の運動量が少なく、消費カロリーが少なければ、カロリーのとり過ぎとなり、肥満することになります。このように肥満の原因は、どのような場合にも食べ過ぎにあると言えます。
戦前・戦後間まもなくはほとんどなかった糖尿病が、食生活の欧米化にともない、日常の食物構成のパターンが根本的に変わり、動物性食品、特に畜産品(肉、卵、乳、乳製品)、油脂等、砂糖、果実等の摂取量が増し、それにともない主食であった穀類、いも類、豆類の摂取量が著しく減少しました。また野菜は根菜、茎菜、緑黄色野菜が減少し、淡色と葉菜と果菜が主となっています。
また、肉体労作の軽減により、摂取エネルギー量の過剰と肥満を招きやすいことが、糖尿病の発症を促進する最大の要因と考えられています。
糖尿病を治すには、薬を飲むだけでなく、減量することが必要です。
大切な毎日の食事療法
糖尿病の予防や治療には「食養生」が最も大切です。糖尿病は体内で「インシュリンホルモン」が不足するために起こる病気ですから、インシュリンがなるべく不足しないよう節約することに努力しなければなりません。
それで「食養生」が大切になってくるのです。食物をたくさん食べたり、肥満しますと、インシュリンの需要が増してきます。したがって、体内のインシュリンを節約するためには、食物を食べ過ぎないように一定の制限が必要です。肥満しないよう、肥満した人は体重を減らすよう、食物を制限します。
すなわち、
食養生は、体内のインシュリンを節約するために行う最も大切な養生です。
@ カロリーは、1日に体重1kg当たり20〜30kcalの摂取におさえる。
A バランスのとれた食事をする。
タンパク質15〜20%、脂肪20〜30%、炭水化物50〜60%
B 適度な運動を行う。
食事のとりかたは、1日最低3回以上に分けて、少量ずつとる必要があります。1日1〜2回では、胃腸に負担がかかるだけでなく、血糖が動揺しやすく、肥満の原因にもなります。野菜類はできるだけ煮炊きしたものを食べてください。生野菜は、体を冷やすことにもなります。

とり過ぎると良くない食物(糖類)
米類、パン、めん類、砂糖、砂糖を用いた菓子類(洋菓子、和菓子、チョコレート、羊羹類、ジャム類)その他砂糖を多く用いた飲料水、一般食品。

とり過ぎると良くない食物(脂肪)
牛肉、豚肉、鶏肉、カツレツ、天ぷら、その他畜産品。
脂肪は、1グラムに9カロリーの熱量をもつので、カロリーの制限をしなければならない糖尿病の食養生には、脂肪の制限が大切です。脂肪の中でも動物性脂肪は、コレステロールの増加等により、動物硬化症の原因ともなりますので、できるだけとらないように心がけます。

タンパク質
大切な栄養素ですが、バランスよくとることが大切です。

大豆とその製品
大豆、豆腐、ゆば、油揚げ、卯の花。
大豆製品は、重要なタンパク質食品です。
牛乳とその製品
牛乳は、最もバランスのとれた栄養食品ですが、とり過ぎはよくありません。1日200cc程度。
牛肉、豚肉、鶏肉、ハム、ソーセージ、ベーコン、コンビーフは、タンパク質と共に脂肪も多く含まれていますので、とり過ぎないことが大切です。
魚は、イワシ、サバ、サンマなど安価で栄養化の高いものを、卵は1日1個程度であれば、問題ありません。
野菜類(季節の新鮮なものを多くとること)
キャベツ、大根、れんこん、にんじん、タマネギ、キュウリ、なす、白菜、トマト、かぶ、ほうれん草、小松菜、京菜、ピーマン、ふき、たけのこ、さや豆、セロリ。生野菜は少なめに。
海草類
ワカメ、コンブ、ひじき、のりは毎日とること。
きのこ、こんにゃくを少しずつ頻回にとるとよい。
果物類(果物類の糖分は、脂肪になりやすい)
スイカ、みかん、夏みかん、イチゴ、オレンジ、なし、びわ、もも、りんご、メロン、さくらんぼ、その他。
アルコール類、コーヒー、紅茶
日本酒、しょうちゅう、ビール、ウイスキー、コーヒー、紅茶類はそれぞれのカロリーを持っていますが、なるべく控えられることをおすすめします。
砂糖、菓子類は要注意
砂糖、菓子類は原則として禁止された方がよいでしょう。砂糖、菓子類は腸からの吸収が早く、血糖や尿糖に影響しやすいこと、少量でもカロリーが高いので、糖尿病のコントロールを乱しやすく、また肥満しやすいので注意を要します。
塩分
高血圧を招き、脳卒中や心臓病の原因になる食塩のとり過ぎが、今大きな問題になっています。望ましい摂取量は、1日10g以下です。また、しょう油には15%、みそには12%の塩分が含まれているので注意が必要です。
糖尿病は、体内でインシュリンが不足するために起こる病気ですから、インシュリンを節約するためには、糖質のみを制限し、タンパク質や脂肪をたくさん食べるのではなく、バランスがとれた食事で、1日の全量を一定に制限することが重要視されています。

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